研究の背景:H1受容体拮抗薬は痤瘡の炎症や痒みを抑える 痤瘡はQOLや精神状態に影響を及ぼす疾患である。米食品医薬品局(FDA)は1982年に膿疱結節型の痤瘡に経口isotretinoinを承認した。欧州のガイドラインでは、痤瘡に対して経口isotretinoinを中等症では0.3~0.5mg/kg、重症では0.5mg/kg以上投与するとしている(関連記事「米国皮膚科学会がにきび治療ガイドラインを改訂」)。