ストレスで出血斑、ガードナー・ダイアモンド症候群とは

自験例についても紹介

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

研究の背景:極めてまれな疾患、若年女性に好発

 ガードナー・ダイアモンド症候群(または自己赤血球感作症候群)は、心理社会的ストレスや心的外傷などによって反復性の出血斑(紫斑)を生じる疾患で、通常は痛みを伴う。若年女性に好発するが、極めてまれなために有病率などのデータはない。

 私は最近、同疾患の症例を経験したが、非常に興味深い疾患である。今回、インドにおいて月経前症候群に伴い発症した例が報告されたので紹介する(Indian J Dermatol Venereol Leprol 2025年1月6日オンライン版)。

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする

羽白 誠(はしろ まこと)

はしろクリニック院長。大阪大学大学院招聘教員

1986年大阪大学医学部卒業。1991年大阪大学大学院(皮膚科学)で博士課程修了。1994年箕面市立病院皮膚科医長、関西労災病院皮膚科医長、1999年大阪大学大学院非常勤講師、2001年国立大阪病院(現国立病院機構大阪医療センター)皮膚科部長、2004年大阪警察病院皮膚科部長、2008年神戸女学院大学人間科学部非常勤講師を経て、現職(大阪大学大学院招聘教員は2005年から)。

羽白 誠