ドクターズアイ 小倉正恒(脂質代謝)

ベムペド酸は「誰のための新薬」なのか?

日本人長期投与データから考える現実的な使いどころ

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研究の背景:LDL-C管理が不十分な例、薬剤選択の限界も

 LDLコレステロール(LDL-C)の管理は、動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)予防の根幹であることに疑いの余地はない。しかし実臨床では、ガイドラインが示す管理目標値に到達できていない患者が少なくない。特に日本では、一次(初発)予防・二次(再発)予防を問わず、スタチン治療を受けていてもLDL-C管理が不十分な症例が一定数存在することが報告されている。

小倉正恒(おぐら まさつね)

順天堂大学医療科学部臨床検査学科教授

1998年3月防衛医科大学校卒業。2009年9月防衛医科大学校医学研究科修了(医学博士)。海上自衛隊勤務を経て、2016年国立循環器病研究センター研究所病態代謝部脂質代謝研究室室長。2021年千葉大学大学院医学研究院総合医科学講座特任准教授、東千葉メディカルセンター代謝・内分泌内科副部長。2023年4月より現職。専門は脂質代謝学。日本内科学会認定医、総合内科専門医。日本老年医学会専門医、指導医。日本循環器学会専門医、日本動脈硬化学会評議員、専門医、指導医、脂質代謝部会部会長、ガイドライン委員、FH委員会委員、医療保険委員会委員。日本臨床化学会リポ蛋白検査専門委員会副委員長、Journal of Atherosclerosis and Thrombosis, editotial board member。

小倉正恒
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