厚生労働省の2008年調査によると、わが国の高血圧患者は約800万人。軽症を含めると4,000万人ともいわれ、国民の3人に1人がかかっている計算になる。この高血圧の中でも、治療をしているのに血圧が下がりにくい「治療抵抗性高血圧」では、患者の約9割が精神的な悪影響を感じているとする調査結果が、世界の高血圧専門家による高血圧対策キャンペーン「Power Over Pressure（パワー・オーバー・プレッシャー）」のチームによって発表された。調査結果から、高血圧が患者の日常生活全般に深刻な影響を与えていることが明らかになったという。