厚生労働省は11月12日、公式サイト上の「日本脳炎ワクチン接種に係るQ&A」を更新した。先日、日本脳炎ワクチン接種後に報告された2件の死亡例に関して、専門家委員会での検討結果（関連記事）を踏まえ、これまで通り定期接種を勧奨することなどが記されている。また、2009年から実施された同ワクチンの接種勧奨が実質中止となったきっかけは、当時使用されていたマウス脳由来のワクチン接種後の急性散在性脳脊髄炎（ADEM）の報告であったことが知られている。先日の専門家委員会では新ワクチンでもADEMに関する副反応の報告が明らかになった。11月14日に行われた同省の予防接種部会では、両者の対応への違いに関する質問も出た。