メリハリのない生活、体内時計の老化を加速か―明治大

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 睡眠障害や精神疾患、心臓病などさまざまな病気を引き起こす原因として、体の生活リズムを作る体内時計(概日リズム=サーカディアンリズム)が注目されている。メリハリのない生活は体内時計が狂う一因とされてきたが、体内時計の老化も加速させる可能性が示唆された。明治大学農学部生命科学科動物生理学研究室の中村孝博専任講師らは、マウスを使った動物実験で、体内時計の老化による揺らぎの原因は、脳の視床下部という部分にある神経細胞同士の連携が低下していることを発見。常に暗い環境にいるとこの連携低下が加速すること、適切な間隔で光を浴びせると連携低下が抑えられることも明らかにした。詳細は、8月27日発行の北米神経科学会誌「eNeuro」(電子版)に掲載されている。

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