スマホ視聴時間が女子の肥満に関連

　小中学生（１０～１４歳）を対象に行った調査から、女子ではスマートフォンなどの視聴時間の長さと肥満が関連することが示されたと、新潟大などの研究グループが発表した。

　研究グループは、新潟県阿賀野市と三条市の小中学生２２４２人（女子５７％）を対象に、１日のスマホおよびそれ以外（テレビなど）の視聴時間や生活習慣を調査。視聴時間と肥満との関連を検討した。

　肥満割合は男子で１４．５％、女子で９．９％だった。睡眠時間や身体活動、食事などの影響を調整した解析の結果、女子では視聴時間全体が４時間以上５時間未満、スマホのみで３時間以上４時間未満、スマホ以外で２時間以上の子どもと肥満に関連が見られた。特に、全体またはスマホの視聴時間が長いことに加え、身体活動が少ない、あるいは睡眠が不足していると、肥満リスクが高まった。

　一方、男子の視聴時間と肥満リスクには関連がなかった。（メディカルトリビューン＝時事）