高齢期に始めた楽器の練習を継続することが、4年後の認知機能低下などを防ぐことが分かったと、京都大大学院などの研究グループが発表した。 研究グループは、鍵盤ハーモニカを用いた研究参加者を4年間追跡し、練習を3年以上継続した13人(平均年齢77.85歳)と、中止した19人(同76.00歳)を対象に、認知機能や脳MRI画像データなどを比較した。 その結果、練習を中止したグループでは、一時的に保持した情報を処理・操作する脳のワーキングメモリー機能が低下し、大脳基底核の一部の灰白質体積が減少したが、継続したグループではそれらの変化が見られなかった。 また、ワーキングメモリーに関する課題の間に脳の活動状態を見る「fMRI脳機能計測」を行ったところ、継続グループは高い活動を示す領域が小脳の広範囲に観察された。(メディカルトリビューン=時事)