虫歯防ぐ水道水、健康格差も是正か

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 安全に虫歯予防ができる濃度のフッ化物イオンを水道水に添加する施策「水道水フロリデーション」は、子どもの虫歯防止だけでなく、社会的な健康格差の是正にも寄与すると、東京科学大とオーストラリアの国際共同研究グループが発表した。

 水道水フロリデーションは日本では未実施だが、米国など多くの国で実施されている。研究グループは、2012~14年のオーストラリアの全国調査データから5~14歳の子ども1万7517人を対象に、水道水フロリデーション実施地域の居住歴や虫歯の数などを調べた。

 分析の結果、同施策の実施地域に居住していた子は、そうでない子に比べ、虫歯が平均0.9本分少なかった。また、ひとり親家庭や低所得層など社会的に不利な立場にある子ほど、より大きな虫歯予防効果が示された。

 研究グループは「水道水フロリデーションは、個人の努力だけに依存せずに、虫歯予防と健康格差を縮小できる可能性がある」と述べている。(メディカルトリビューン=時事)

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