パーキンソン病や消化性潰瘍などさまざまな疾患の治療に広く用いられる抗コリン薬の長期使用が身体機能の低下に関わる可能性があると、米国などの研究グループが発表した。 研究グループは、65歳以上の4283人を対象に、抗コリン薬の累積使用量と歩行速度および握力の変化を約8年間追跡した。 その結果、抗コリン薬の使用量が多い人ほど歩行速度が低下する傾向が見られた。握力については、薬の使用量だけでは明確な関連は見られなかったが、使用期間を考慮した分析では、過去6年間の使用が握力低下と関係することが示された。 研究グループは「抗コリン薬は認知機能にも影響する」と指摘した上で、「高齢者は必要最小限の使用にとどめ、定期的に処方を見直すべきだ」と呼び掛けている。(メディカルトリビューン=時事)