脳の前頭葉や側頭葉前方が萎縮することで発症する「前頭側頭型認知症」の患者は、高頻度でてんかん発作が起きることが分かったと、フィンランドの研究グループが発表した。 研究グループは2010~21年の同国の患者データを収集し、前頭側頭型認知症の患者245人(平均年齢65.2歳)とアルツハイマー型認知症の患者1326人(同71.7歳)、健康な人2416人(同65.0歳)のてんかんの有病率を調べた。 分析の結果、前頭側頭型認知症患者では診断の10年前の時点で3.3%にてんかんがあり、アルツハイマー型認知症患者(1.4%)や健康な人(0.8%)と比べて有病率が高かった。 また、徐々にてんかん有病率が上昇し、認知症診断後5年の時点では11.2%で、アルツハイマー型認知症患者(6.9%)、健康な人(2.2%)よりも高かった。(メディカルトリビューン=時事)