乳がんや婦人科がんと診断された女性は、そうでない女性に比べて仕事を辞める人が多いことが分かったと、秋田大などの研究グループが発表した。 研究グループは、全国健康保険協会の診療報酬請求や健診データを基に、働く女性の中から抽出した約10万人のがん患者と同世代のがんではない約100万人について離職率などを比較した。 分析の結果、乳がんや子宮頸(けい)がん、子宮体がん、卵巣がんの診断を受けた女性は2年以内の離職率が顕著に高く、特に卵巣がんでは離職リスクが約1.4倍高かった。また、年齢が高い、収入が低い、勤続年数が長い、うつ病の既往があるといった要因も離職リスクを高めていた。 研究グループは「がんと診断された女性が安心して働き続けられるよう、メンタルヘルスや経済面の支援、職場での柔軟な対応が必要だ」と述べている。(メディカルトリビューン=時事)