ネット利用が認知症予防に有効か
高齢者がインターネットを利用すると認知症の発症リスクが低下する可能性があると、千葉大などの研究グループが発表した。
研究グループは、日本老年学的評価研究(JAGES)に参加した65歳以上の自立した高齢者5451人を2016年から最大5年半追跡。月に数回以上インターネットや電子メールを利用する人と利用しない人の認知症発症率などを調べた。
分析の結果、利用する人は利用しない人に比べ、認知症リスクが平均で約3割低いことが分かった。特に、外出や友人との交流が少ない人で認知症予防の効果が顕著だった。一方、教育の機会が限られていた人や、地方の農村地方に住む人では、効果が十分に得られにくいことも分かった。
研究グループは「インターネットが認知的刺激や社会的つながりを補う手段となる可能性がある。使いやすい設計や学びの場の整備など、誰もが安心してデジタル技術を活用できる環境づくりが重要だ」と述べている。(メディカルトリビューン=時事)









