重症でも受診率は1割強―女性の排尿症状
成人女性の頻尿や尿失禁などの「下部尿路症状」に関する調査を行ったところ、重症の人でも医療機関受診率は1割強にとどまっていたと、日本排尿機能学会が発表した。
同学会は2023年、全国の20歳以上の女性3088人を、16の下部尿路症状の程度に応じて、軽症・無症状グループ(53%)、頻尿などの中等症の蓄尿症状中心グループ(40%)、重症の複合症状グループ(7%)に分け、受診率などを調べた。
その結果、重症の人は80代以降に急増する傾向が見られたが、若年層でも一定数いることが分かった。ただ、重症でも医療機関受診率は11.8%で、過去に受診したことがある人も14.8%にとどまった。
また、治療にいくら支払ってもよいと考えるかは、重症の人でも中央値で月1000円で、実際の治療費との差が大きかった。同学会は「低い受診率は、治療する機会の喪失や重大な疾患の見逃しにつながりかねない」と警鐘を鳴らしている。(メディカルトリビューン=時事)









