オメガ3摂取、母子の絆に好影響
妊娠中に青魚などに含まれる「オメガ3脂肪酸」を多く摂取すると、産後の母子間の絆(ボンディング)が良好になりやすいと、富山大などの研究グループが発表した。
ボンディングは乳児の情緒安定などに重要な要素だが、妊娠期の栄養が与える影響については明らかでなかった。研究グループは、環境省の「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」に参加した約9万人の妊婦を対象に、妊娠中の食事内容と産後1カ月、6カ月時点での母子関係を調べた。
その結果、オメガ3脂肪酸の摂取量が多い人は産後1カ月・6カ月時点での「母性感情の欠如」や「育児不安」が顕著に少なく、母子の良好な絆の形成が認められた。一方、魚の摂取量との明確な関連は確認できず、「魚に含まれる別の栄養素との相互作用が関係している可能性がある」(研究グループ)とした。
オメガ3脂肪酸は情動調整に影響を与えるとされており、研究グループは「産後うつなどの予防にもつながる可能性がある」と述べている。(メディカルトリビューン=時事)










