心房細動は将来の脳梗塞リスク―就労世代の健診データ分析
働く世代の健康診断で、不整脈の一種「心房細動」が見つかった人は、将来脳梗塞や心不全を発症するリスクが高まるため注意が必要だと、京都大などの研究グループが発表した。
研究グループは、全国健康保険協会に加入する35~59歳の約950万人を対象に、2015~20年度の健診、医療データを解析。健診で新たに心房細動が見つかったのは1万1790人で、1年当たり約2400人に1人の割合で発症していた。
3年間追跡した結果、心房細動がある人はない人に比べ、脳梗塞による入院リスクは5.38倍、心不全による入院リスクは18.35倍、死亡リスクは1.98倍高まった。これらの傾向は、性別や生活習慣病の有無に関係なく認められた。
研究グループは「健診で偶然見つかった心房細動が将来の重大な病気の前触れとなり得る。禁煙や節酒、血圧や血糖の管理など生活習慣の見直しが重要」と指摘している。(メディカルトリビューン=時事)










