新生児、薬剤耐性菌拡大か―東南アジアなど
東南アジアなどで新生児の敗血症の原因菌を調べた結果、特定の抗菌薬が効かない「薬剤耐性菌」の割合が高いことが分かったと、オーストラリアなどの研究グループが発表した。
研究グループは、スリランカ、インドネシアなど南アジアおよび東南アジア5カ国の医療機関10施設で、2019~20年に新生児から採取した血液検体の培養データを分析。そのうち、敗血症に関連する細菌の感染が陽性だった1483件を調べた。
その結果、全体の78.4%が「グラム陰性菌」と呼ばれる細菌による敗血症で、特に、クレブシエラ属菌、アシネトバクター属菌、大腸菌が多かった。
薬剤感受性の分析では、クレブシエラ属菌の86.7%が「第3世代セフェム系抗菌薬」に耐性を示し、「カルバペネム系抗菌薬」にも17.1%が耐性を持っていた。大腸菌でも46.4%がセフェム系に、15.4%がカルバペネム系に耐性を示した。
アシネトバクター属菌は、カルバペネム系に対する耐性率が76.5%と高かった。(メディカルトリビューン=時事)











