「見えにくい」がサイン―白内障の症状

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 白内障は、目の中のレンズの役割を持つ水晶体が濁ることで視界がかすんだり、光がまぶしく感じられたりする病気だ。初期は、少し見えにくい程度で気付きにくいが、進行すると読書や車の運転にも支障を来し、転倒などの危険性が増す。よこすか浦賀病院(神奈川県横須賀市)の栗原大智医師は「白内障は老化現象の一つ。誰にでも起こり得ます」と話す。

▽見え方の変化に注意

 水晶体は本来透明で光を通し、ピントを合わせる働きを担っている。しかし、加齢や紫外線の影響、喫煙、糖尿病、ステロイド薬の長期使用などで、この水晶体が徐々に濁り、光がうまく通らなくなり視界がかすむようになる。光がまぶしい、夜間の視力が落ちるといった軽い症状が表れる。

 進行すると、物が二重に見える、色が黄色っぽく感じるなどし、日常生活に支障を来すようになる。

 「白内障は自然に治ることはありません。放置すると転倒や交通事故のリスクが高まるため、早めの受診と治療が重要です」。進行してからでは手術の合併症も増えるため、見え方に違和感を覚えた時点で眼科を受診することが望ましい。

▽手術で視界が変わる

 治療は進行の度合いに応じて異なる。初期段階では、進行を遅らせる目的で点眼薬が使われることもあるが、根本的な治療法は手術。手術では濁った水晶体を取り除き、代わりに人工の眼内レンズを挿入する。

 また、近年は日帰りで手術を行えるケースも増え、短時間で視力の回復が期待できる。「手術の安全性は高まっており、早期に治療を受けることで生活の質を大きく改善できます」

 術後は数日間の安静と、感染を防ぐための点眼や目を保護することが重要だ。運動や洗顔、入浴は医師の指示に従って再開するかどうかを決める。目の乾燥やまぶしさを感じることもあるため、サングラスも有効だ。栗原医師は「術後に見えやすくなった後も、目にトラブルが起きていないかを確認するため、定期的に検査を受けましょう」と助言する。(メディカルトリビューン=時事)

   ◇   ◇

 よこすか浦賀病院の所在地 〒239―0824 神奈川県横須賀市西浦賀1の11の1 電話046(841)0922(代表)

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