「酢」はがん治療効果を高める?
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)によるがん治療を受ける患者で、酢の摂取量が多いほど治療効果を得られやすくなる可能性が示されたと、昭和医科大の研究グループが発表した。
研究グループは、進行がん患者32人を対象に、治療開始前1年間の食事内容を調査し、ICI治療の効果との関連を検討した。
その結果、331項目の食事因子のうち、酢の摂取量のみが治療反応と独立して関連した。酢の摂取量が多い患者では、治療が無効となる割合が有意に低く、1日当たりの摂取量は治療無効の人では0.048グラムに対し、有効の人では0.107グラムだった。酢の摂取量が0.05グラム以上の人はそれ未満の人と比べ、がんが悪化せず生存する期間が延長することも示された。一方、欧米の先行研究では関連が認められていた食物繊維については、顕著な効果は確認されなかった。
研究グループは「治療効果には腸内細菌が関与することが分かっている。患者に合わせた食事戦略が必要」としている。(メディカルトリビューン=時事)











