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頭と背中が壁に付くか?―背中の老化防ぐには

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 年齢を重ねるにつれ、背中が丸まり、前かがみに―。そんな事態を防ぐにはどうすればいいだろうか。「人は背中から老いていく」(アスコム)の著者で、順天堂大医学部付属順天堂医院(東京都文京区)整形外科・スポーツ診療科の野尻英俊先任准教授は「適切な体操や姿勢の改善で、バランスの取れた背中を維持し、全身の健康維持にもつながります」と説明する。

▽死亡のリスク2倍

 背中の丸まりは、老けて見えるだけでなく、転倒や骨折、肺の圧迫による呼吸機能の低下など、健康に悪影響を及ぼす恐れがある。ひどい曲り方の場合、曲がっていない人と比べて、死亡のリスクが約2倍という研究結果もある。

 加齢以外にも曲がる原因にはさまざまある。例えば、骨粗しょう症で骨がもろくなると、ほんのわずかな負荷でも背骨がつぶれるように折れてしまう。それを繰り返す結果、背中が曲がり、身長が低くなる。

 背中の老化は▽壁に背中と尻を付けて立った時、後頭部が壁に付かない▽若い頃と比べて身長が2センチ以上縮んでいる―という方法でチェックできる。「もし当てはまるなら、背骨の変化が進んでいる可能性があります」

▽背中をほぐす、反らす

 野尻准教授は、背中の健康を維持する「老い出し体操」をトレーナーとともに考案した。

 基本の「背中ほぐし体操」は、床にうつぶせになって両手と両足を伸ばし、その状態を1分間保持する。背中とおなかのストレッチが目的だ。もう一つは「背中反らし体操」で、背骨を支える筋肉を強化するために行う。同じくうつぶせの状態で、手や肘は床に付けたまま上体を反らす。顔を正面に向け、1分間その姿勢を保つ。

 いずれも毎日続けることが重要だが、体調に合わせて行い、無理をしないこと。持病がある人や実施に不安がある人は、事前にかかりつけ医に相談するとよい。

 「老い出し体操は、体のバランスがぶれてきたときに、それを保とうとする筋肉を強化することが目的です。ふらつかずに真っすぐ歩けるようになり、長時間立っていることも苦ではなくなります」と野尻准教授はアドバイスする。(メディカルトリビューン=時事)

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 順天堂大付属順天堂医院の所在地 〒113―8431 東京都文京区本郷3の1の3 電話03(3813)3111(代表)

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