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治療可能な病気判別する新技術―MRI画像からAIで

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 歩行障害や物忘れといった症状が似ていて診断が難しい「正常圧水頭症」と「進行性核上性麻痺(まひ)」。前者は手術で改善が期待できるが後者には根本的な治療法がない。この二つを脳のMRI画像から高精度に見分ける人工知能(AI)技術を開発したと、兵庫県立大などの研究グループが発表した。

 研究グループは、脳全体の形や側脳室などの疾患に関連する脳の領域の情報を組み合わせてAIに学習させ、解析するモデルを構築。特発性正常圧水頭症患者53人、進行性核上性麻痺患者65人のMRI画像を用い、精度を検証した。

 その結果、診断精度は98.3%に達し、従来の指標や単一のAIモデルと比べ、より高い識別性能を示した。また、AIが識別の際に注目した部位は、医師が診断時に重視する領域と一致していた。

 研究グループは「正常圧水頭症の症状は認知症や他の神経疾患でも見られる。この技術はMRI画像だけで高精度に鑑別でき、治療可能な病気を見逃さない診断支援につながる」と期待している。(メディカルトリビューン=時事)

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