意外と少ない? マラソン中の心停止発生率10万人中0.5人

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 近年,日本でもマラソン人気が過熱しているが,毎年およそ200万人の大会参加者を有するという米国で,マラソンと心停止との関連についての研究が行われ、その結果が1月12日発行の米医学誌「New England Journal of Medicine」(2012; 366: 130-140)。米マサチューセッツ総合病院心臓センターのAaron L. Baggish氏らが同国における過去10年余りに起きたマラソン大会中の心停止例を検討したところ,10万人当たりの心停止発生率は0.54と,イメージに反して低いことが分かったという。ただし,死亡例の約半数が肥大型心筋症や動脈硬化症の患者だったことから,注意の必要性を呼び掛けている。

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