サッカーやラグビーなどの競技では、常に状況を判断する必要があるため、脳の「認知疲労」が起き、判断力が落ちやすい。この対策としてカカオの成分であるフラバノール(ポリフェノールの一種)が有効だと、早稲田大などの研究グループが発表した。 研究グループは、健康な若年男性18人を対象に、カカオのフラバノール500ミリグラムまたは50ミリグラムを摂取した1時間後に、自転車運動と認知課題を同時に50分間行ってもらい、認知疲労などへの効果を比較した。 その結果、高用量を摂取した場合、低用量に比べ、課題に反応する時間が短縮するなど、運動中の判断力が顕著に向上した。一方、精神的疲労感や血中のストレス指標には差が見られなかった。 研究グループは「今後は、女性やさまざまな年齢層への応用、精神的疲労感の軽減策などを検討していく必要がある」としている。(メディカルトリビューン=時事)