新型コロナウイルス感染症の後遺症に悩む患者の半数以上が、半年以上の長期通院を必要としていると、岡山大などの研究グループが発表した。 研究グループは、オミクロン株感染後に同大病院の後遺症専門外来を受診した774人を対象に、通院期間が180日未満とそれ以上の人に分け、症状の数や特徴を比べた。 分析の結果、52.2%の患者が180日以上通院を継続しており、特に女性に長期化する傾向が強かった。通院が長いと男女とも倦怠(けんたい)感を訴える人が多く、女性は睡眠障害、記憶障害、しびれ、男性は頭痛の割合も多かった。初診時に三つ以上の症状を訴えた患者は長期化する傾向が強く、精神的・身体的疲労や抑うつの傾向も見られた。血液検査では、男女ともにLDLコレステロール値が高かったが、その他の項目は通院期間で大きな差はなかった。 研究グループは「コロナ後遺症は症状の数と関連して長期化する可能性があり、特に女性は早期からの支援が重要」としている。(メディカルトリビューン=時事)