妊娠中の妻がいる男性が週55時間以上働くと、心理的な不調を感じるリスクが高まる傾向があると、富山大の研究グループが発表した。 研究グループは、環境省の「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」に参加した妊婦約4万5000人のパートナーの男性を対象に、労働時間と心理的苦痛(神経過敏、抑うつ感、無力感など)の関係を検討した。 分析の結果、週55~65時間働く男性は週40時間以下の男性に比べ、軽度の心理的苦痛を感じる割合が増し、週65時間を超えるとその傾向がより顕著だった。重度の心理的苦痛も労働時間の長さと関連していた。 研究グループは「父親になることは喜びである一方、精神的な負担にもなり得る。職場での労働時間の適切な管理や、父親をサポートする制度の整備が求められる」と指摘している。(メディカルトリビューン=時事)