舌下免疫療法で小児の入院が大幅減

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 アレルギー性鼻炎の症状改善に有効な舌下免疫療法(SLIT)は、抗菌薬の使用や入院を減らす可能性があると、国立成育医療研究センターなどの研究グループが発表した。

 SLITは、アレルギー物質を毎日少量ずつ舌の下に含み、過剰な免疫反応が出ないようにする治療法。研究グループは、医療保険データを用いて、2015~21年度にSLITを受けた5~19歳のアレルギー性鼻炎患者と、受けなかった患者のそれぞれ1万985人を3年間追跡して効果を検討した。

 分析の結果、SLITを受けた患者は受けていない患者に比べ、抗菌薬の使用が13.7%、入院率が65.2%少なかった。一方、総医療費の増加は8.9%にとどまり、経済的負担は軽微だった。

 研究グループは「SLITによってアレルギー症状が改善し、せきや副鼻腔(びくう)炎など抗菌薬を必要とする疾患の発症リスクを低下させた可能性がある」と述べている。(メディカルトリビューン=時事)

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