「武士の所作」で脚力向上

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 ゆっくりしゃがむといった武士の礼法に基づく動作が脚筋力の向上に有効であることが分かったと、東北大の研究グループが発表した。

 日本には武士が受け継いできた礼法という動作様式があり、立つ・座る・歩くといった日常動作を反動をつけずにゆっくりと行うことが重視されてきた。

 研究グループは、礼法未経験の健康な20歳以上65歳未満の34人を、礼法トレーニンググループ(17人)と実施しないグループ(同)に分類。礼法に基づく立ち座りやしゃがみ動作を1日5分週4日以上行い、3カ月間継続した。動作は、上体を大きく前傾させず、一定の速度でゆっくり行ってもらい効果を検証した。

 分析の結果、トレーニンググループでは膝伸展筋力が平均25.9%向上したが、実施しなかったグループは2.5%にとどまり、有意な差が認められた。研究グループは「武士の礼法という文化的所作が高齢期の筋力低下予防に資する新たなアプローチとして注目される」としている。(メディカルトリビューン=時事)

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