メタボ健診で国保加入者の健康改善
メタボリックシンドロームに着目した健診(特定健康診査・特定保健指導)によって、国民健康保険(国保)加入者の生活習慣病の罹患(りかん)率が改善したと、早稲田大などの研究グループが発表した。
メタボ健診は40~74歳の公的医療保険加入者を対象にした制度。研究グループは、国民生活基礎調査などの大規模データを用い、自治体ごとの保健事業費の増加割合と、メタボ健診による国保加入者の健康改善効果との関係を分析した。
その結果、保健事業費が大幅に増えた自治体では、生活習慣病罹患率が平均10.4%減少し、複数の疾患がある高リスク者は35.8%減った。喫煙率低下、飲酒量減少、1日8000歩以上歩く人の有意な増加も見られた。また、制度導入で保健事業費は約23.7億円増えたが、生活習慣病関連医療費は約216.4億円削減された。
なお、改善効果は自営業者や持ち家世帯の人で見られ、失業者や賃貸住宅居住者では限定的だった。(メディカルトリビューン=時事)









