病院内の騒音、患者の心身に影響
医療機器の増加や高度化に伴い、病院内の騒音レベルは上昇傾向にある。これらの騒音が入院患者の睡眠時間などに影響を及ぼすことが分かったと、大阪公立大大学院の研究グループが発表した。
研究グループは、医学・看護系データベースから「ノイズ」「サウンド」「アラーム」などの言葉を含む約5851件の論文を集め、内容を精査。最終的に28件の研究を分析対象とした。研究の多くは、集中治療室(ICU)の患者を対象としていた。
病院内の騒音と入院患者の健康との関連を分析した結果、騒音は患者の睡眠時間の短縮や睡眠の質の低下、心拍数・呼吸数の増加、不安の増大と関連していた。また、意識が混乱する「せん妄」の発症リスクや再入院するリスクの増加とも関係していた。
研究グループは「病院内での騒音低減の取り組みを進めることが、患者の治療経過や回復に資する」としている。(メディカルトリビューン=時事)










