高齢者は柔軟な歩行調整が苦手

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 障害物を使った歩行テストの結果、高齢者は環境に応じた柔軟な歩行調整が苦手で、転倒につながる懸念が示されたと、東京都立大などの研究グループが発表した。

 研究グループは、椅子から立ち上がり、3メートル先の目標を回って元の位置に戻る動作を通じ、歩行能力やバランスを簡便に測定するテスト(TUG)に着目。高齢者38人と若年者24人を対象に、従来のTUGに二つの障害物を追加し、参加者がその隙間を通過するか、迂回(うかい)するかを自ら判断し、可能な限り早く戻ってもらう課題を実施した。これにより、歩行中に周囲の状況を認識し、動作を調整する「予期的歩行調整能力」を検証した。

 その結果、障害物の隙間が十分に広く通過が容易でも、高齢者は間を通らず迂回を選択する傾向が強かった。また、若年者が環境に応じて歩幅などを調整したのに対し、高齢者は条件を問わず歩幅や歩隔(左右の足の間隔)が狭く、歩行パターンを変化させない傾向が示された。(メディカルトリビューン=時事)

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