飲酒の難聴への影響、男女で差
男性は飲酒量が多いと加齢性難聴のリスクが高まる一方、適度な飲酒習慣のある女性はリスクが低かったと、東北大などの研究グループが発表した。
研究グループは、2021~24年に聴力検査を受けた50~79歳の1万4971人(男性5376人)を対象に、検査結果と飲酒習慣に関する質問票データを分析。飲酒量と加齢性難聴の関連を男女別に検討した。
その結果、アルコールを1日60グラム以上摂取する男性は飲酒歴のない人と比べ、高音域を聞き取りにくい人が顕著に多かった。一方、女性では10~20グラム程度摂取する人で高音域難聴の割合が顕著に低かった。
また、アルコール耐性が高い遺伝子型を持つ男性でも、1日80グラム以上で聴力低下リスクが高まるなど、難聴と飲酒量の関係はアルコール代謝に関わる遺伝的背景によって異なることが分かった。研究グループは「飲酒にはさまざまなリスクも報告されている。根本的なメカニズムや聴力への長期的な影響についても研究したい」としている。(メディカルトリビューン=時事)












