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日本人の認知症の約半数―アルツハイマー型の理解を

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 日本における認知症の患者数は、65歳以上の高齢者で約600万人(2020年時点)。その中でも、半数以上を占めるのがアルツハイマー型認知症だ。日付が分からなくなるなどの軽い症状から進行し、最終的には気分や行動にも変化が出る。プラス訪問クリニック(福岡市)の中村拓也医師は「治療法は確立されていませんが、早期発見により病気の進行を遅らせる可能性は高くなります」と話す。

▽徐々に進行

 アルツハイマー型認知症は、脳内に特定の異常なタンパク質が蓄積し、それが脳神経細胞にダメージをもたらすことで起きるとされる。初期には「最近の出来事を思い出せない」「同じことを繰り返す」などの物忘れの症状が表れ、進行すると時間や場所が分からなくなる「見当識障害」、判断力低下なども来す。

 「病気が進むにつれ、言葉が出にくくなる言語障害や、『物盗(と)られ妄想』、徘徊(はいかい)、抑うつなどの症状が目立つようになり、最終的に食事や排せつなど、日常生活でも介助が必要になります」

 一般に「認知症」と聞くと、高齢者がかかるイメージがあるが、「アルツハイマー型認知症は、18~64歳でも発症することがあります」と中村医師。症状はほとんど同じだが、若い患者では進行が早い傾向があるので、違和感を覚えたら、早めに脳神経内科や精神科を受診することが大切だ。

▽薬で進行遅らせる

 アルツハイマー型認知症を根本的に完治させる治療法は確立されていない。進行を遅らせ、症状を和らげる薬の投与が治療の基本だ。新薬の開発が盛んな領域であり、異常なタンパク質の蓄積を減らして症状の進行を抑制する薬として、23年にはレカネマブ、24年にはドナネマブなどが承認されている。「薬による治療だけでなく、生活の質(QOL)を向上させるためのリハビリやケアも重要です」

 患者の家族によるサポートも欠かせない。相手のペースと尊厳を尊重して、頭ごなしに否定したり叱ったりしないことが大切だ。中村医師は「地域包括センターや、地域の認知症のコミュニティーで情報交換や交流することも重要です」と話す。(メディカルトリビューン=時事)

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 プラス訪問クリニックの所在地 〒819―0015 福岡市西区愛宕2の1の4 小嶋ビル5F 電話092(834)7532

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