半数超が「異種移植」知らず―差別や感染への不安も
国立成育医療研究センターの調査で、ブタなど動物の臓器を人に移植する「異種移植」について、52.9%が言葉や内容を知らないと答えた。
異種移植は、移植のための人からの臓器不足を補う手段として海外では実施が進み、日本でも臨床試験などが現実味を帯びている。研究グループは、異種移植の認知度や意識を尋ねるインターネット調査を実施し、20~79歳の3209人から回答を得た。
その結果、将来、医療行為として行われることに53.8%が肯定的だった一方、医師から勧められた場合に抵抗感を抱く人は77.0%で、60.9%が異種移植を受けないと答えた。異種移植を受けることになった場合、58.0%が他者からの差別、88.2%が動物由来の病原体への感染に不安を感じると回答。移植方法が選べる状況で異種移植を第一選択とした人は1.7%にとどまった。
研究グループは「日本では社会的な準備がまだ整っていない。情報提供や環境整備が必要」と指摘している。(メディカルトリビューン=時事)














