次世代の降圧薬④ACE2賦活薬とMas受容体刺激薬

臓器保護薬としての開発が妥当か

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 高血圧治療薬は治療満足度、薬剤貢献度ともに高いことがわが国の調査で報告されている。しかし、3種類以上の降圧薬を服用しても降圧目標に達しない治療抵抗性高血圧患者が高血圧患者全体の2割程度存在するとされ、新規降圧薬の開発が求められているのが現状である。第39回日本高血圧学会総会(9月30~10月2日)で新規高圧薬に関するシンポジウムが開催され、鹿児島大学大学院心臓血管・高血圧内科学教授の大石充氏は、アンジオテンシン変換酵素(ACE)2賦活薬とMas受容体刺激薬は降圧薬としてではなく臓器保護薬として期待が持てる薬剤だと展望した。

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