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重症産後うつ病に有望な注射薬は?

【海外短報】

 2017年08月20日 06:30
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イメージ画像 © Getty Images ※画像はイメージです

 重症産後うつ病の治療にアロプレグナノロンの静注製剤が有効な可能性があると、米国のグループがLancet2017; 390: 480-489)に発表した。

 出産後にプロゲステロンの代謝物で、γ-アミノ酪酸A(GABAA)受容体のポジティブアロステリックモジュレータであるアロプレグナノロンが減少することが、産後うつ病の発症に関係するのではないかと考えられている。

 同グループは、出産後6カ月以内で17項目ハミルトンうつ病評価尺度(HAM-D)総スコア26点以上の重症産後うつ病入院患者21例を対象に、第Ⅱ相ランダム化比較試験を実施。10例をアロプレグナノロンの静注製剤brexanolone投与群、11例をプラセボ投与群に割り付け、60時間にわたり持続静注点滴を行った。主要評価項目は、登録時と比較した60時間後のHAM-D総スコアの変化とした。

 その結果、同スコアの平均低下はプラセボ群の8.8点に対し、brexanolone群では21.0点と有意に大きかった(差-12.2点、P=0.0075)。

 両群とも死亡と重篤な有害事象は認められなかった。brexanolone群の4例、プラセボ群の8例で有害事象が発現したが、治療中止例はなかった。

(編集部)

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