やる気の持続に必要なのは、脳の･･･

2019年05月09日 06:00

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　目標の達成に向けて意欲的に物事に取り組む姿勢を「意欲行動」と呼ぶ。慶應義塾大学精神・神経科学教室准教授の田中謙二氏らは、マウスを用いた実験により、意欲行動の継続に関わる脳内メカニズムの解明を試みた。その結果、目標を達成するまで粘り強く行動を続けるには腹側海馬の活動低下が必須であり、その活動低下にはセロトニン神経の活動増加が関与していることを明らかにし、Nat Neurosci（2019; 22: 770-777）に発表した。