富山大、15分で検査可能なコロナ抗原検査キットが国内承認
2021年05月17日 15:44
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富山大学学術研究部教授の磯部正治氏および同部教授の黒澤信幸氏らの研究グループは5月17日、東洋紡と共同で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のイムノクロマト法による独自の抗原迅速検査キットを開発し、製造販売承認を取得したと発表した。
同研究グループでは、独自開発した抗体取得技術を用いて、免疫された動物からわずか1カ月でSARS-CoV-2抗原と反応する目的抗体を数百種類単離し、それらを利用することで高性能な抗原検査キットの開発に成功したという。
本検査キットでは、鼻咽頭ぬぐい液および鼻腔ぬぐい液中のSARS-CoV-2抗原の有無を15分で判定可能。特別な診断機器は不要であるため、幅広い医療施設で迅速な検査が可能になるという。