メニューを開く 検索

トップ »  医療ニュース »  2021年 »  脳・神経 »  「血液一滴から」の約束は果たされたか

「血液一滴から」の約束は果たされたか

アルツハイマー病早期診断に道を拓く

2021年10月18日 17:35

61名の医師が参考になったと回答 

 作業服姿の精密機器メーカー社員がノーベル化学賞を受賞し、日本中を驚かせたのは2002年だった。受賞理由は、それまで不可能とされてきた蛋白質を破壊せずにイオン化すること(ソフトレーザー脱離イオン化法)に成功し、質量分析(Mass Spectrometry)による計測の道を開いた業績である。受賞後の彼はマスコミへの露出を避け、「血液一滴で数百の病気の早期診断を可能にする」という夢の実現に邁進してきた。そして昨年(2020年)、世界初の血中アミロイドペプチド測定システムであるAmyloid MSTM CLが製造販売承認を受け、島津製作所から発売された。島津製作所エグゼクティブ・フェロー、田中耕一氏の研究の軌跡と医療への貢献を、第117回日本精神神経学会(9月19〜21日、ウェブ開催)の教育講演から紹介する。

…続きを読むにはログイン

無料でいますぐ会員登録を行う

【医師限定】

初回登録で500円分のポイントをもれなく進呈!

(4月末迄/過去ご登録のある方を除く)

  • ・ ご利用無料、14.5万人の医師が利用
  • ・ 医学・医療の最新ニュースを毎日お届け
  • ・ ギフト券に交換可能なポイントプログラム
  • ・ 独自の特集・連載、学会レポートなど充実のコンテンツ

ワンクリックアンケート

円安水準を更新。円安で何を思う?

トップ »  医療ニュース »  2021年 »  脳・神経 »  「血液一滴から」の約束は果たされたか