メニューを開く 検索

トップ »  医療ニュース »  2021年 »  時事メディカル »  「がん疑い」検査結果見落とす 2年放置、女性死亡―名古屋市大病院〔時事メディカル〕

「がん疑い」検査結果見落とす 2年放置、女性死亡―名古屋市大病院〔時事メディカル〕

2021年10月22日 04:00

1名の医師が参考になったと回答 

 名古屋市立大学病院(同市瑞穂区)は21日、60代女性の肝臓がんの可能性を検査で把握したのに、検査結果を主治医が見落とすなどしたため、約2年間適切な検査と治療をしなかったと発表した。女性は肝臓がんの進行で死亡した。病院側は治療の遅れが死亡につながったことを認め、遺族に謝罪した。

 病院によると、女性は2014年8月に腹部エコー検査を受けた。主治医が多忙のため代理の医師が検査結果を電子カルテに記載し、女性を診察したが、女性や主治医には「異常がある」と伝えなかった。主治医は後日に女性の電子カルテを閲覧したが、検査結果を見落としたという。

 女性は16年8月、胸から腹にかけての痛みを訴え、同病院に緊急搬送された。精密検査で肝臓がんと判明し治療を受けたが、今年3月に死亡した。主治医は病院の調査に「脂肪肝の検査だと思って油断していた」と話したという。

(2021年10月21日 時事メディカル)

無料でいますぐ会員登録を行う

【医師限定】

初回登録で500円分のポイントをもれなく進呈!

(4月末迄/過去ご登録のある方を除く)

  • ・ ご利用無料、14.5万人の医師が利用
  • ・ 医学・医療の最新ニュースを毎日お届け
  • ・ ギフト券に交換可能なポイントプログラム
  • ・ 独自の特集・連載、学会レポートなど充実のコンテンツ

ワンクリックアンケート

大阪万博まであと1年

トップ »  医療ニュース »  2021年 »  時事メディカル »  「がん疑い」検査結果見落とす 2年放置、女性死亡―名古屋市大病院〔時事メディカル〕