女性医師が増えると誰が困るのか?
上野千鶴子氏が医療界に物申す
2021年11月25日 18:00
225名の医師が参考になったと回答
2019年4月の東京大学入学式において、社会学者の上野千鶴子氏〔東京大学名誉教授・認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長〕が「性差別問題」を盛り込んだ祝辞を贈ったことは、大きな反響を呼んだ。その上野氏が初めて、社会学者の立場から、医療現場に女性がいることが医療のサステイナビリティにとってどのような意味を持つのかを論じた。第37回日本小児外科学会秋季シンポジウム(10月28~29日、ウェブ併催)のワークライフバランス検討委員会主催講演会「女性医師が増えると誰が困るのか? ~医療のサステイナビリティと未来~」での発表の一部を紹介する。