包茎手術のトラブル、高額請求も

施術の効果やリスクの正しい認識を

2022年12月23日 14:45

　仮性包茎は医学的な病気でなく手術も不要だ。それにもかかわらず、雑誌の広告などでは包茎への不安を煽り、100万円以上もの高額な手術費を請求されるケースも珍しくない。金銭的なトラブルだけでなく、手術後に機能障害などの後遺症が残る例もあり、身体への危害関連の相談も少なくない。東邦大学泌尿器科学講座教授の永尾光一氏は第41回日本思春期学会（8月20～21日）で、本来必要のない包茎手術を受ける男性では広告の情報を鵜吞みにし、正しい理解を得ていない可能性があると指摘。手術を受ける際には「施術の効果やリスクを正しく認識することが重要」と訴えた。