薬疹を発症しやすい薬剤はどれ?
日本初の薬疹データベース構築中
2023年01月05日 16:45
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薬剤有害事象のうち薬疹は最も頻度が高く、重症化すると生命を脅かすケースもあるため、迅速かつ適切な対応が求められる。実臨床における薬疹の診断には医師自身の経験や学会・雑誌などの報告の他、薬剤の副作用データベースが重要な根拠となる。磐田市立総合病院皮膚科部長の橋爪秀夫氏らは、協力施設の皮膚科医で構成される薬疹データベース委員会を立ち上げ、日本初となる薬疹データベースの構築を進めている。第52回日本皮膚免疫アレルギー学会(2022年12月16~18日)では、これまでに集めた薬疹症例から見えてきたポイントとして、薬疹を発症しやすい薬剤や薬剤別の臨床像の違いについて解説した。