知って役立つ!毛髪疾患診断のコツ
2023年02月01日 13:37
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炎症性毛髪疾患は病態が多様な上、複雑にオーバーラップしていることから鑑別が難しい。とはいえ、適切な治療方針を立てるためには、正確な診断が極めて重要となる。杏林大学皮膚科学教室学内講師でカナダ・トロント大学皮膚科での診療経験もある木下美咲氏は、第86回日本皮膚科学会東京支部学術大会(2022年11月19〜20日)で、国内外で経験した自験例を提示しながら炎症性毛髪疾患の病型・病態を整理。人種間での疾患頻度や臨床像の違いなどを含め、疫学的な背景について考察した。また、近年注目されている新しい疾患概念fibrosing alopecia in a pattern distribution(FAPD)の日本人特有の臨床的特徴を紹介した。