未治療の進行尿路上皮がんに新たな選択肢
EV+ペムブロ併用でPFS、OS倍増
2023年10月31日 16:25
150名の医師が参考になったと回答
英・Queen Mary University of LondonのThomas Powles氏らは、未治療の局所進行・転移性尿路上皮がん(la/mUC)に対する一次治療として、抗Nectin-4抗体微小管阻害薬複合体エンホルツマブ ベドチン(EV)と抗PD-1抗体ペムブロリズマブの併用療法の有効性と安全性を検討する国際共同第Ⅲ相非盲検ランダム化比較試験EV-302/KEYNOTE-A39を実施。その結果、化学療法に比べて無増悪生存(PFS)と全生存(OS)が大幅に改善されたと欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2023、10月20~24日)で報告した(関連記事:「尿路上皮がん、標準治療が変わる可能性」)。