レンボレキサントは更年期の不眠にも有効
2024年01月30日 15:10
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更年期障害の代表的な症状としてほてりや発汗が注目されるが、不眠症状に悩む女性は多く、閉経周辺期女性の31~40%に発症すると報告されている(J Obstet Gynecol Neonatal Nurs 2017; 46: 804-813)。東京医科歯科大学茨城県地域産科婦人科学講座教授の寺内公一氏は、不眠症治療薬レンボレキサント(LEM)の有効性と安全性を検討した第Ⅲ相国際共同二重盲検ランダム化比較試験LEM303(Sleep Med 2021: 80: 333-342)について、更年期女性におけるサブグループ解析を実施。第38回日本女性医学学会(2023年12月2~3日)で「プラセボ群に比べLEM 10mg投与群で主観的睡眠潜時(就寝時刻から入眠までの推定時間)が有意に改善した」と発表した。詳細はMenopause (2023; 30: 839-848)に報告されている。