米・がん新薬、承認後のOS改善は3分の1未満
市販後データの解析
2024年05月29日 05:00
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英・London School of Economics and Political ScienceのHuseyin Naci氏らは、臨床試験の全生存(OS)に関するデータがimmature(未成熟)で代替評価項目に基づき承認された新規がん治療薬について、承認後にOS改善が示されたかどうかを後ろ向きに解析。その結果、2001~18年に米食品医薬品局(FDA)が未成熟データに基づき承認したがん治療薬のうち、成熟データで有意なOS改善効果が示されたのは3分の1未満だったとLancet Oncol(2024年5月13日オンライン版)に発表した。(関連記事「迅速承認の非がん治療薬、その後の評価は?」「迅速承認された新薬の治療効果は?」)