アレックスビーを母子免疫目的で使わないで!

PMDAとGSKが注意喚起

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 医薬品医療機器総合機構(PMDA)は5月1日、公式サイトの「製薬企業からの医薬品の適正使用に関するお知らせ」にグラクソ・スミスクライン(GSK)からの情報提供として「アレックスビー筋注用の間違い接種防止のお願い-妊婦への誤接種防止のための注意喚起-」を掲載。同社の組み換えRSウイルス(RSV)ワクチン(商品名アレックスビー)を「母子免疫を目的として使用しないよう」注意喚起した。(関連記事「新しく導入されるワクチン~RSウイルスワクチン~」)

母子免疫ではアブリスボの使用を

 GSK製のRSVワクチンの効能・効果は「60歳以上の者または50歳以上のRSVによる感染症が重症化するリスクが高いと考えられる者」(高リスク18~49歳への適応拡大申請中)であり、母子免疫による新生児および乳児におけるRSV感染症の予防を目的とした適応はない。

 しかし、母子免疫目的で誤って妊婦に接種した事例が報告されているという。同社は、「母子免疫を目的として使用しないよう留意してほしい」と呼びかけている。

 なお、国内で「妊婦への能動免疫による新生児および乳児におけるRSVを原因とする下気道疾患の予防」の適応を有しているのは、ファイザー製の組み換えRSVワクチン(商品名アブリスボ筋注用)。妊娠24〜36週の妊婦に1回接種することで、新生児および乳児における RSVを原因とする下気道疾患の予防効果が期待される(関連記事「RSウイルスへの母子免疫ワクチンが始動」)。

編集部・関根雄人

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