これまで,日本では少ないと考えられていた家族性高コレステロール血症(FH)。意外に診断率が低かったことが最近の研究で明らかになっているようだ。新たな機序を有する脂質異常症治療薬PCSK9阻害薬エボロクマブ(商品名レパーサ)の国内承認を受け,アステラス・アムジェン・バイオファーマが2月8日にプレスカンファレンスを開催(関連記事)。専門家らが心血管ハイリスク例の管理やFH診療の現状,エボロクマブ導入に当たっての現時点の考え方などを示した。ところで,ガイドライン(GL)ではFHの診断基準の1つにアキレス腱肥厚が挙げられている。読者の先生は来院した冠動脈疾患患者の踵をチェックしたこと,ありますか?