国がん、AYA世代も対象に希少がんへのアテゾリズマブ医師主導治験を実施
国立がん研究センター中央病院は、胞巣状軟部肉腫を対象とした抗PD-L1抗体アテゾリズマブの第Ⅱ相医師主導治験ALBERTを、同院および東北大学病院、国立病院機構大阪医療センター、九州大学病院の全国4施設で実施すると発表した。
胞巣状軟部肉腫はAYA世代と呼ばれる若年者に多く、太ももなど下肢に発症する。有効性が高い薬物療法はなく、唯一の治療法は手術による完全切除だが、診断時点で約半数は手術が行えず、予後が極めて厳しい。また、年間罹患数10例(2013年)と極めて少なく、臨床試験は成人患者を対象とし、小児やAYA世代は対象外となることが多く、企業による治療開発が難しかった。
医師主導の同試験では16歳以上のAYA世代も対象としている。米国では胞巣状軟部肉腫に対するアテゾリズマブの有効性が報告されていることから、日本人における有効性を検証し、肉腫では初となる免疫チェックポイント阻害薬の国内薬事承認を目指すという。
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