アストラゼネカは6月20日に、抗PD-L1抗体デュルバルマブ(商品名イミフィンジ)について、根治的化学放射線療法後に疾患進行が認められない限局型小細胞肺がん(LS-SCLC)の治療薬として希少疾病用医薬品の指定を取得したと発表した(関連記事「デュルバルマブ、第Ⅲ相試験で限局型小細胞肺がん患者の全生存期間・無増悪生存期間を有意に改善」)。 今回の指定は、プラセボに対しデュルバルマブが、同時化学放射線療法後のLS-SCLC患者の全生存(OS)および無増悪生存(PFS)を有意に改善させた第Ⅲ相試験ADRIATICの結果に基づいている。